靴修理業界にもトレンドがある

靴修理業界にも、特定の修理内容の需要というか、トレンドのようなものがあります。
最近、現場でもSNSでもよく見かけるのが、Rick Owens(リック・オウエンス)のソール補強。
私もその波に乗るが如く今回ご紹介しますが、正直この内容、その辺の修理屋さんでも大体対応してもらえるかと思います。
業者間で作業内容が大きく変わるわけでもなく、差別化といってもどれだけ丁寧にやるかというくらいかもしれません。
つまり、せっかく執筆してもお問い合わせに繋がらないのではという、いやらしい気持ちを少なからず抱いて書いているところ…
そもそもこんなブログは、コスパやタイパを考えたらやっていられません。
けれど、お住まいの地域に靴修理屋さんがない方や、他にも選択肢がある中でご相談くださる方もいらっしゃいます。
そういった皆さまに向けて、しっかり書かせていただきます。
樹脂ソールならではの摩耗の早さ

リックのスニーカーは、樹脂で構成されたソールを採用しています。
軽くクッション性があり、質感も上品なマットさを感じられます。
それゆえ、多くのハイブランドのスニーカーでもこのような素材が選ばれています。
しかしリックに限って言えば、まあまあな速度で摩耗してしまうのがもどかしいところ。
高額な靴ですし、できるだけ長く履きたいというのは、オーナー様皆さまの願いではないでしょうか。
Vibram 342によるソール補強

というわけで、このソールの細波のような部分だけを、より強靭なラバーシートに置き換えてしまおうというのが今回の内容です。
使用するのは、以前別の記事でもご紹介したVibram 342、ミニリップルソールです。

張り付ける際は、元ソールに突起があると接着できないため、まず削り落としてある程度フラットにし、その上で型をとります。
これがなかなか時間のかかる工程です。
Vibramロゴなどの位置も収まりの良いところを考えながら、しっかり材料を仕込んでおきます。
仕上がりと色展開

先に形を作ったソールを張り付ければ完成。
Vibramロゴが中央に、つま先と踵にはフラットな部分が綺麗に収まれば、機能・美観ともに良い仕上がりになります。
ちなみに色はクロ、シロ、バニラの3色展開。
このバニラは、リックのために作られたのでは?と思わされるくらいにマッチしています。
補強しておくメリット

横から見たら、ほぼ違和感ないのではないでしょうか。
元ソールよりも耐摩耗性に優れているのはもちろん、カカト部分などが減ってきたら部分修理をしたり、同様にソール全面を張り替えたりもできます。
修理タイミングの目安が視認しやすくなるのが、事前補強の良いところ。
もちろん大幅に摩耗してしまっても修理はできます。
ただ、どうしても穴埋め跡はわかってしまうので、最初に補強するのが良いかなと私個人は思っていますね。
まとめ

履き下ろす前の補強は、長く履くために有効な手段。
ただ、それと同じくらい、心理的な安心を得られるところに意義があるとも思います。
お気に入りの靴は出番も増えがちですから。
しっかり摩耗対策をして、たくさん履いてなんぼ。
そのお手伝いは、ぜひspace12へご相談ください。
料金・納期
料金:13,200円(税込)
納期:約2週間
関連記事は下記リンク先をご参照ください。
Converse(コンバース)All Star LGCY 新品ソール補強|Vibram342でヒールパッチ保護
Golden Goose(ゴールデングース)SUPER-STAR|Vibram 7120で行うソール補強修理

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